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本物を見る目と本物を認める心

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とある友人いわく

今の世の中で、モノが売れない理由は売り手が買い手を甘やかしているからだ!

という。

それはテレビ番組によくある企業の奮闘を描いた物語からはじまった。

新潟県の金物企業が社運を賭けて新しい包丁を作り、都会のいわゆるミシュランガイドに載るような一流レストランの一流シェフに売り込みにいく。

ところが売れ行きは全くのゼロ、誰一人見向きもしない。

社運を賭けてこの有様ではひっこみがつかないだろう。

仕方なくその企業は海外の一流シェフに売り込みに行くことにした。

結果はなんと驚くほど売れたそうだ。

どのようなところが海外のシェフにウケたのか分からないがその包丁はとにかく飛ぶように売れたらしい。

そんな包丁を待っていたんだ!

と海外でそれは絶賛された。

話はそこから。

番組はよくある企業の奮闘を描いた物語。

その後、その企業は一度は断られた日本の一流シェフ達からも要望が殺到し、めでたく日本市場でも評価されることとなったのである。

友人にはその結末が気に入らないのだ。

俺なら絶対に日本のシェフには売らせない。

一度断ってきたくせに海外で評価された途端に手のひらを返して(かどうか分からないが)売って欲しいという客に何故喜んで売るのか。

国籍を調査して転売も禁止させ販売ルートを徹底してでも海外でしか販売しないし、日本人には絶対に売らない。

どうしても買いたかったら海外の一流レストランに就職し一流シェフとして認められたら売るくらいじゃないと駄目だ。

というのだ。

この不景気の日本でそこまで企業理念を徹底出来るほど余裕のある企業がいったい何社あるか分からないが、かといって売り手が買い手に媚び諂っても良い物は産まれないし、売れないのも理解出来る。

売り手が市場を教育するといったらおこがましいかもしれないが、実際に良いモノを売るときほどこういった話は格段に増えるのも事実だ。

その友人は特別モノを売る仕事に携わっているわけではないが、今の日本でモノが売れなくなった理由に、今の日本ではあまりに売り手が買い手の要望に応えようとするあまり結果としてろくでもないモノを作り出してしまう、そういう懸念が友人には拭い去れないのだ。

またこんなことも言っていた。

特に日本人は他人がとてつもないものを買う(手に入れる)とその人間を否定したがるそうだ。

そんなもの買ってどうするんだと。

その傾向はそれを絶対に買わない人間にこそ多い。

要は自分は買わない(または買えない)のを他人を否定することで変に満足するのだとも言える。

本物を見抜く目と、本物を認める心。

この素養が失われているからモノが売れないのだと友人は強く主張していた。

久しぶりになるほどと僕は思った。

SNAP−SHOT!

渡辺くんは32ozデッドブローハンマーお買い上げです。
32ozは久しぶりだよね。

島倉くんはプライヤー3点セットを購入されました。
PL300CFは少し大きめな3点セットでご本人はもう少し小さな3点(95BCPや86CFに46BCPなど)も気になるご様子で「どちらのほうが良いですか?」と聞かれましたので「どちらも必要です」と僕は答えました。

太田さんはセミディープソケットセットをお買い上げして下さいました。
いつかは工具箱も買ってくれるといいなと思っております(笑)

上ちゃんは切れ味抜群のコバルトビットドリルセットに満足のご様子。
お買い上げありがとうございました!

寺山さん!
いつもタメになるお話をいただきます(感謝)!さすがです!
さらに1/4ラチェットとエアガンもお買い上げいただきダブルで感謝なのです!

それではまた。

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