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セブン

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今WOWOWではあのウルトラセブンがデジタルリマスター版で放送しているのだ!!

ご存知ウルトラマンシリーズの中でも異色であり名作の多い作品といわれているのがこのウルトラセブンなのだ。

とはいえ子供の頃の俺はこのウルトラセブンが怖くて仕方が無かった。

その理由は他のウルトラ作品が対怪獣を主体とした物語なのに比べて、このセブンは地球侵略を目的とした対宇宙人の物語だったことに起因しているのかもしれない。

勿論子供の頃はそんな自己分析する余裕もなくただ毎回襲ってくる宇宙人の謀略のおどろおどろしいストーリーが怖くてたまらなかったのだ。

ゆえに名シーンはおぼろげながら覚えているものの詳しいストーリー展開を知らないままでいる俺にとって、このデジタルリマスター版セブンの放送はある意味リベンジの意味もあり過去のトラウマから脱却する絶好の機会でもあるのだ。

そして名作と名高いセブンを全話観てやるぞと意気込む俺であったのだった。

オープニングのタイトルロゴ。宇宙人の侵略が始まることを想像させる音楽が怖い。

タイトルバック。幼少の記憶が蘇ってくる俺。ドキドキする。

現在、全40話中11話まで観終わった俺であるが、正直に感想を言うと、これが実に本当に面白い。勿論特撮映像の稚拙感は否めないがそれを問題にさせない脚本の完成度の高さを感じたのだ。アメリカの連続テレビドラマが人気だが、このセブン、宇宙人からの侵略から地球を守るというテーマでは先駆けな作品なのではないか。単なる特撮モノという括りでこのセブンを観ずに終わるのはただただ勿体無いと思うのは俺だけか。

第8話「狙われた街」に登場するメトロン星人は煙草に麻薬?のような薬物(これを吸引した人間が幻覚から他人を敵視するようになり互いを殺し合う)を仕込み、人類を死滅させることで地球を乗っ取ろうとする宇宙人だったが、このメトロン星人のように武力制圧で地球侵略するのではなく謀略で目的を遂行しようとする物語が多い。互いを信頼し合って生活している人類を内側から破壊するさまが恐ろしさを増長させるが、この物語の最後に「ご安心ください。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え? なぜですって? われわれ人類は今、宇宙人に狙われる程、お互いを信頼してはいませんから」というナレーションがとても印象的だ。

余談だが、このセブンは結構美人が多く登場するのが嬉しい。アンヌ隊員も可愛いし、第2話に出てくる女性もとても綺麗な人だった。まあストーリーに関係はないが美人のほうが感情も入りやすいというものだ(笑)。

さあ続きを観るぞ。

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