スナップオンバンでもお馴染みのフラッシュライトメーカーの「シュアファイア」!
高額ではありますが、高輝度を誇り、メカニックさんの間でも人気のフラッシュライトです。
ところが、最近では安価なフラッシュライトでもシュアファイアと同等か、それ以上の輝度を備えたものも少なくありません。
シュアファイアで300ルーメンクラスのものが何万円もするのに、安価なものなら同等クラスの輝量で数千円というものもあります。
そうなるとシュアファイアは何故そんな高いのだという話になってきます。
要するに、不当に高いのではないか、ブランドだから高いのではないかという日本人が好みがちなゴシップ感情です(苦笑)。
実際に同等の光を放つ安価なフラッシュライトが出回るのですから、そいうい議論が出るのも致し方ありません。
そしてその疑問に答える鍵のひとつにシュアファイアの特性を考える必要があります。
ご存知の方も多いと思われますが、シュアファイアは元々は法人相手のメーカーであり、納入先は主に、軍、警察、レスキュー関係です。
特に軍に納入していることがポイントなのですが、つまり世界でも最も厳しいミルスペック(軍規格)をパスしているのです。
ミルスペックであることの証に例えばシュアファイアの筐体です。シュアファイアの筐体はアルミ製ですが、 航空宇宙用のアルミニウム合金「6020-T8」です。
この最高級のアルミ材を加工精度を高めるためだけになんとブロック材から削りだし、さらに溶体化処理後冷間加工の後、さらに人工時効硬化処理までの熱処理が行われたものを使用しています。
この後シュアファイアが誇る「ハードアナダイズドメッキ処理」と称する硬質アルマイト処理を3重にも渡って施されます。
ここまでとことんミルスペックな製造工程を経ることでアルミの軽量化と鋼鉄材に匹敵する強度が出せるわけですが、その対価として価格も高騰するのです。
ですが、ひとたび戦場へ赴く兵士にしてみたら価格が高くても丈夫な方がいいに決まっています。何故ならいざという時に故障して点灯しないフラッシュライトでは生命の危機になることもあり得るからです。
だからシュアファイアはとてつもなく高騰する製造工程を踏むと分かっていても、とてつもなく耐久性のあるフラッシュライトを製造するのです。
それがミルスペックつまり軍規格です。
僕もこれまでシュアファイアを数多く販売させて頂きましてが、レンズ破損等の外観修理は多少なりともありますが、全く点灯しなくなったという修理依頼は一度もありません。
それもそのはずです。シュアファイアは戦場で激しい戦いを行う兵士が使用することを想定して作られたフラッシュライトなのです。
銃器に取り付けられたフラッシュライトが弾丸を発射させた際に受ける衝撃は何万トンにも及ぶと言われています。メカニックさんが戦場に赴くことはもちろん無いのですが、毎日の整備作業でフラッシュライトをうかっり床に落下させたくらいで破損するシュアファイアでは無いということです。
ちなみに4~5万円クラスのシュアファイアをとある日本の企業に全く同じものを製造したら幾らになるか算出依頼するというテレビ番組があったらしく、その日本企業はなんと10数万円もかかると答えたそうです。
技術的に製造可能なのと、経営的に製造可能なのとは違うという典型的な例です。
シュアファイアが他のフラッシュライトと決定的に違うこと、それは圧倒的な耐久性でした。
僕はフラッシュライトを販売するとき、基本、シュアファイアをお勧めしています。それは最終的にお客さんにとって一番安くつくからです。
安価なフラッシュライトは下手をすれば数ヶ月で壊れますが、シュアファイアはほぼ現役の間使用出来るはずです。
このことをとあるお客様と話していたら、そのお客様はこうおっしゃいました。
「安価なフラッシュライトは授業料みたいなものだからね」
審美眼を養っていきたいですね。
SNAP-SHOT!
はい、またまた出ましたマイクロポリッシャーです。
沼井くん、ご自宅で色々と使用の算段をされてるご様子でしたよ。
新畑さんは人気のピボットライト!
まだまだ人気のアイテムなんです。
宮島くんはセミディープソケットセット!
こちらはもう鉄板ですよね。
久々登場の千葉くんはマイクロインパクト!
リフト業界でも必須アイテムになってきた感がありますね!
滋野くんは1/2DUAL80からSHF80Aをチョイスです。夏には4813購入予定ですよ。
それではまた!